平成22年10月26日・27日の二日間にわたり、ヤクルト本社 保育チームリーダーの宇多川 清美さん・ヤクルト山陽 プティット事業の三木 飛明(あじあ)さんを講師に、小児MFA資格取得講習会を両毛ヤクルト会議室において開催いたしました。
この講習会には、各センターの保育士18名が参加し、緊急事態における応急手当や、手当ての流れ、手順など万が一の場面に備えて、皆真剣に取り組みました。
応急手当を施す前に、救助者が行う活動
①目で見て緊急事態に気づくこと
②助けようと決めること
③危険性に注意し、かかわる人の安全を確保すること
④通報して救急隊を呼ぶこと
⑤患者を支えるための基本的な応急手当を提供すること。
応急手当では、人形を使い保護用具を使っての人工呼吸やAEDを使用しての心肺蘇生、回復体位、ログロールの
体の起こし方など繰り返し実践することで、体で覚えることができました。
保育所内で起こりやすいものとして、怪我における出血の止め方・誤飲した際の異物の取り除き方・四肢の腫れ、痛
み、変形に対する処置・乳幼児突然死症候群の予防を学びました。
①出血の止め方・・
出血の止め方は、自分自身を守るために手袋を使用し、滅菌ガーゼや清潔なタオル等で傷口を直接圧迫します。
その際に、ガーゼは必ず取らずに上に重ねていきます。(取ってしまうと固まりかけた血液が再び流れてしまいます)
②物を誤飲した場合・・
物を誤飲した場合は、繰り返し腹部圧迫を行います。意識を失ったら、すぐに心肺蘇生法を行います。
③四肢に腫れ、変形、痛みが見られる場合は・・
四肢に腫れ、変形、痛みが見られる場合は、負傷している四肢を絶対動かさず、両手で四肢を支え、一番楽な姿勢で
救急隊を待つか病院へ連れて行きます。
④乳幼児突然死症候群の予防・・
乳幼児突然死症候群の要因として、タバコ、うつぶせ寝、あたためすぎ、が関係することが分かっています。乳幼児が寝ているときは、刺激を与えて反応があるか確認して、チェックシートにつけておくことが重要です。
心肺蘇生法は救急隊が来るまで続けよう! 胸部圧迫(体重を垂直に!)
異物を取り除くための腹部圧迫 回復体位は簡単にできます
小児MFA資格とは・・